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会長年頭挨拶

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「社会福祉士会の幅広い活動に向けて」-ソーシャルワークの専門性の可視化-

 あけましておめでとうございます。

 今年は、東京オリンピックが開催される年です。盛り上がりが期待されるところですが、

何故酷暑の真夏に開催するのか不思議な思いがします。アスリートファーストとは言われ

ますが、商業主義の流れが気になります。何よりも、日本でのオリンピック・パラリンピ

ックが盛り上がることと、台風19号のような災害の発生がないことを祈ります。

 先日、地震や台風等の災害に事前に備えるために「士業災害支援連絡会」の準備会に

社会福祉士会の代表として参加しました。士業には、医療保健等とは別分野弁護士、

司法書士、土地家屋調査士、行政書士、社会保険労務士等の生活再建に向けた多様なニーズ

に継続して対応できるように専門職が連携する仕組みの構築です。

 宮城県の士業災害支援連絡会の取り組みが報告され、東日本大震災前から発足されていた

ようです。その報告には「福祉の専門家が入らないと充分ではない」ことが発言されました。

岩手においては、準備段階から社会福祉士会への参加要請がありました。

 他の士業からは、岩手県社会福祉士会は「福祉も専門職」として捉えられ、期待の大きさ

を実感するところです。しかし、「社会福祉士って何をする人」と聞かれたならば、皆さんは

どのように返答するでしょうか。

 昨年の10月22日「即位礼正殿の儀」の天皇陛下のおことばの最後の方に「…人類の福祉と

繁栄に寄与することを切に希望いたします」と発言され、「人類の福祉」と云う言葉のところ

で、強い衝撃を覚えました。社会福祉士に「福祉」が入っていることは、避けがたい何か大き

な宿命があるような気がしました。

 福祉に寄与する手段としてソーシャルワークがあるならば、通底的なソーシャルワークであ

る「権利擁護」「自立支援」「連携・ネットワーク」「地域支援」を可視化することが必要

ではないでしょうか。

 年頭において、社会福祉士に幅広い活動が期待されるなかで、ソーシャルワークの専門性を

一度振り返ってみる機会となればと思います。

 本年も岩手県社会福祉士会の活動に、皆様のお力をいただきたいと思います。

どうぞ、宜しくお願いいたします。

                                   2020年1月1日

                          一般社団法人 岩手県社会福祉士会

                           会長 坂 口 繁 治